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検針請求書を使ってプロパンガス料金を調べました

プロパンガス料金が高すぎるという話を最近よく聞きます。

 

自分が今支払っているプロパンガス料金が高いか低いかは、インタ―ネット上のプロパンガス一括見積サイトを使うと簡単に分かります。

 

また、最近は少し下火になっておりますが、プロパンガスからオール電化に切り替える動きも以前は活発でした。

 

プロパンガスを止めて電気製品に切り替えた場合、家庭全体としてどのくらいの金額が節約できるのかは、案外気になります。

 

そこで、現在のプロパンガス会社を適正料金でガスを供給する会社に切り替えた場合にどのくらいの節約ができるのかということや、プロパンガス器具を電気器具に切り替えた場合に、どのくらいの節約ができるのかということを、実際に計算してみます。

 

 

自宅のプロパンガス料金の現在価格について

私は東北の秋田県の南部に位置する雄勝郡羽後町に3人家族で住んでいます。

 

自宅のエネルギーは、お風呂と暖房は灯油を使い、コンロはプロパンガスを使い、それ以外は電気を使っています。

 

手元に2018年6月18日から平成2018年7月17日分までのプロパンガスの検針請求書があります。

検診請求書の内訳
  • 基本料金⇒2,052円
  • 従量料金⇒3,576円
  • 合計⇒5,628円

 

プロパンガスの使用料は4.8㎥で、従量単価が1㎥当たり690円(0.1㎥から10.0㎥まで)となっています。

秋田県の平均料金より月額427円高い

石油情報センターが公開している秋田県のプロパンガス料金の平均価格は、1月当たりのプロパンガス使用量が5㎥として、基本料金が1,855円・従量料金が1㎥当たり約699円です。

 

このデータをもとに自宅のプロパンガス料金を計算してみると、結果は、1,855円+4.8㎥×@699円=5,210円です。

 

実際のガス料金と比較してみると、実際のガス料金が5,628円、平均は5,201円ですので、実際のプロパンガス料金の方が平均料金よりも約427円高いことになります。

 

平均料金と比較した場合、年間でも5,124円しか差が出ません。

 

この程度の差であれば、平均料金は秋田県の各プロパンガス会社の平均値で、実際のガス料金が私が現在契約しているガス会社の料金なので、このくらいの差がでるのは当然のことです。

 

平均料金と比較した場合には、私が現在支払っているプロパンガス料金は「秋田県では平均的」となります。

適正料金より月額2,104円も高い!

(一社)プロパンガス料金消費者協会が公開している秋田県でのプロパンガスの適正料金
  • 基本料金が1,700円
  • 従量単価が380円/㎥

これで自宅のガス料金を計算してみると、1,700円+4.8㎥×380円/㎥=3,524円となります。

 

もし、私が(一社)プロパンガス料金消費者協会を通じてガス会社を切替えた場合には、料金は月額で2,104円、年間で25,248円節約できることになります。

 

適正価格とは政府が決定する公定価格や規制価格とは異なります。適正価格とは(一社)プロパンガス料金消費者協会が、プロパンガスの原材料費及び諸経費に会社経営に必要とされる最低限の利潤を考慮して各都道府県ごとに定める金額です。

 

プロパンガス料金消費者協会と提携しているプロパンガス会社は、協会が設定する適正料金で消費者にプロパンガスを供給することに同意していますから、プロパンガス料金消費者協会を通じてガス会社を変更すれば、適正料金でのガスの供給を受けることができます

コンロをIHクッキングヒーターに切り替えた場合はどうなるか

私の自宅ではプロパンガスはコンロにしか使っていませんから、コンロをIHクッキングヒーターに切り替えれば、プロパンガスは使わないで済みます。

 

お風呂と暖房は灯油を使っていますので、コンロをIHクッキングヒーターとすればオール電化が実現するというわけではありませんが、プロパンガスを使わなくなれば、少なくとも電気とプロパンガスでの基本料金の2重払いは避けることができます。

 

IHクッキングヒーターにもいろいろな種類があり、また、使い方によっても消費電力は異なってくるので、一概には比較できませんが、以下では、おおよそのところで、コンロをIHクッキングヒーターに切り替えた場合の料金を比較してみます。

 

プロパンガス1㎥当たりの熱量は24,000kcalと言われています。一方、電力1kWhの熱量は860kcalなので、プロパンガス1㎥の熱量は電力約28 kWhに相当します。

 

仮に、私がガスコンロをIHクッキングヒーターに切り替えて、プロパンガス会社との契約を解除した場合、2018年7月分の光熱費は5,628円削減されます。

 

一方、IHクッキングヒーターを使うため電気料は上がります。消費電力は4.8㎥×28kWh/㎥=134.4kWh増加します。電気料金は1kWh当たり約28円(300kWh超分)なので、IHクッキングヒーター使用による電気料の増額分は3,763円です。

 

この切り替えによって、家庭の光熱費は1月当たり5,628円-3,763円=1,865円、年間では22,380円節約できます。

 

プロパンガス会社を適正料金でガスを提供する会社に切り替えた場合の節約分が年間で25,248円、一方、プロパンガスをIHクッキングヒーターに切り替えた場合で年間22,380円なので、ガスを電気に切り替えても結構な金額が節約できます。

 

適正料金はプロパンガスの競争力を強化する

私が最初から適正料金でプロパンガスを提供する会社と契約していた場合には、2018年7月分のガス料金は3,524円となっていたはずです。

 

月のガス料金が3,524円であれば、ガスコンロを止めてIHクッキングヒーターにすると、光熱費が3,524円減って3,763円増えますから、全体としては239円増加することになります。

 

プロパンガス契約を解約するのに手続きが必要ですし、また、IHクッキングヒーターの購入費用がかかりますから、切り替えると、初期費用がかかる上に光熱水費が増加するのであれば、切り替えはやめてプロパンガスを使い続けたいという方も多くなるでしょう。

 

プロパンガスは災害に強くて火力も強い等のメリットがあり、使い方次第では非常に優れたエネルギーになります。

 

一方、現在のように適正料金からすると非常に高い料金水準であり、IHクッキングヒーターに切り替えると年間で22,000円以上も光熱費が節約できるとなれば、IHクッキングヒーターの購入費用を回収できますから、プロパンガスを止める選択が有力になります。

 

このように、適正料金でプロパンガスが供給されれば、エネルギーをプロパンガスから電力に切り替えようとする消費者の動きを抑えることができます。結果として、業界全体の活性化にもつながり、ガス会社同士の競争力を強化すると考えます。

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