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プロパンガスの訪問販売に関するトラブル

プロパンガスの訪問販売に関するトラブル

プロパンガス訪問販売に関するトラブルの相談件数は年間約1,000件以上と言われています。

 

トラブルで一番多いのが、プロパンガス料金が安くなるからと言って新しいガス会社に切り替えたら、一定期間経過後値上げされたというものです。

 

他には「解約するガス会社のガス設備撤去費用は請求されない」と言っていたのに、ガス会社を切替えると前の会社からガス設備の撤去費用を請求された、契約してくれるまでは帰らない、など強引な営業なども多くの苦情になっています。

 

プロパンガス訪問切替勧誘でトラブルを起こすような業者には以下のような特徴があります。

  1. 所属する会社や自分自身の氏名をはっきり名乗らない
  2. プロパンガス会社の社員ではない
  3. 現在契約しているガス会社を誹謗中傷する
  4. 驚くほど安い料金を提示する
  5. 話し方が一方的である
  6. こちらの質問に対して答えが曖昧である
  7. 委任状や契約書への署名捺印を急がせる、しつこく要求する
  8. 現在のガス会社に連絡させないようにする
  9. 調査の名目でガス検針票を見せてくれと言ってくる

 

自宅に訪ねてくるプロパンガスの訪問勧誘員に上記のような特徴があったら、悪徳な業者である可能性が高いと判断して営業を断った方がいいでしょう。

 

このページでは、プロパンガスの訪問販売に関するトラブルの概要やその主なタイプの解説、トラブルにあった時に知っておくと役に立つ知識などを解説します。

 

プロパンガス訪問販売に関するトラブルの相談件数は年間約1,000件

国民生活センターロゴ

 

2014年に国民生活センターに寄せられたプロパンガス訪問販売に関するトラブルの相談件数は957件と年間約1,000件近い相談が同センターに寄せられています。

 

ちなみに、2008年に寄せられたトラブルの相談件数は1,251件でしたが、2009年12月には改正特定商取引法が施行されプロパンガスもクーリングオフの対象に含まれたことにより、訪問販売のトラブル件数は年々減少してきています。

 

関東地域ではプロパンガス会社間の顧客の奪い合いが激しいので、それに対応してプロパンガスの訪問販売に関するトラブルはこの地域に集中しています。

 

2009年の特定商取引法が改正され、訪問販売でプロパンガス会社を変えてしまった場合も契約書にサインしてから8日以内であればクーリングオフが可能となりました。

 

よって、仮に悪徳会社の訪問販売に騙されても、速やかに冷静に対処すれば大きな被害は防ぐことができます。

プロパンガスの訪問販売に関する4つのトラブルの内容

年間1,000件以上あるプロパンガスの訪問トラブルは、大まかに言うと以下の4つのタイプに区別されます。以下ではそのタイプについて解説していきます。

 

ガス会社を切替えた後に値上げをする

プロパンガス訪問販売に関するトラブルで一番多いのが、プロパンガス料金が安くなるからと言って新しいガス会社に切り替えたら、一定期間経過後値上げされたというものです。

 

消費者はプロパンガス料金が安くなるものと思ってガス会社を切替えても、しばらくするとガス料金は切り替え前の水準に戻ります。切り替え前より高くなることもあります。

 

こういった詐欺を行うガス会社の特徴は、最初に根拠のない安すぎる料金を提示してくることです。後から値上げができるなら、最初の数カ月は極端な話ただでプロパンガスを供給してもガス会社は元が取れます。

 

極端に安い料金だと、ガス会社が採算割れを起こして早晩値上げに踏み切るでしょう。極端に安いガス料金を提示して訪問販売をしてくるガス会社は要注意です。

 

解約手数料を請求される

プロパンガスの訪問販売に関するトラブルで次にあげられるのは、解約する際の手数料に関するものです。

 

訪問販売時にセールスマンが「解約するガス会社のガス設備撤去費用は請求されない」と言っていたのに、ガス会社を切替えると前の会社からガス設備の撤去費用を請求されます。

 

セールスマンの方で変更前のガス会社と交渉して、切り替え前の会社が消費者に設備撤去費用を請求しないように段取りをしておくべきところ、それをしなかったことが原因です。

 

変更前の会社のガス設備の撤去費用は15,000円~20,000円程度ですが、最初は無料で切り替えができると言われていたのに、後から請求書がくること自体、信用に欠ける対応と言わざるを得ません。

 

設備の撤去費用が請求されるだけならいいのですが、最悪の場合未償却設備設置費用を解約違約金として請求されます。この場合には請求費用が結構高額(~20万円)になります。

 

無料でガス会社の切り替えができると言われて切り替えてみて、後から撤去費用な高額の違約金の請求を受けると、結局切り替えなかった方がよかったということになります。

 

無理やり委任状を取って勝手に手続きをする

この他プロパンガスの訪問販売に関するトラブルで多いのが委任状に関するものです。

 

訪問販売で消費者を強引に勧誘してくるところは、よく消費者に現在のガス会社の解約手続きや新しいガス会社の契約申込みの代行に関する委任状を書いてくれと要求します。

 

委任状に署名捺印を行う際にそういったところの担当者は、これは委任状だからこちらに署名捺印しても本契約にならないといいます。しかし、担当者に委任状を渡すと、担当者がガス会社の変更手続きを行い、ガス会社は切り替えてしまいます。

 

委任状は正式な契約書ではないので、解約手数料が発生するのかしないのかとか、契約後に料金の値上げがあるのかないのかなどの重要な事項については、全く記載がありません。

 

新しいガス会社との契約内容や前の会社との解約条件等は、委任を受けた担当者が本人の承諾なく勝手に決めてしまいますので、後から大きなトラブルが起こる可能性があります。

 

こういったいい加減な手続きで新しいガス会社と契約した場合、その新しいガス会社が急な値上げなどを行う悪徳な会社である可能性が高くなるのは言うまでもないことです。

 

営業の担当者が強引

自宅にやってくるプロパンガス会社の営業担当者が強引であることも、トラブルの原因となります。

 

契約してくれるまでは帰らないだとか、ドアを閉めようとするとドアに靴を挟んで閉めさせないだとか、強引な営業の話はよく聞きます。あまりひどい場合には、警察に連絡する必要があります。

 

強引な営業をする会社に限って、契約した後にトラブルが発生する確率が高くなります。危ない会社だと判断して毅然とした態度で断ることが大切です。

プロパンガスの訪問販売におけるクーリングオフについて

訪問販売(訪問勧誘)でプロパンガス会社を切替える契約を結んでしまった場合でも、クーリングオフの適用があります。クーリングオフとは、一定契約に限り、一定期間、説明不要で無条件で申し込みの撤回又は契約の解除ができるという制度です。

 

従って、訪問勧誘でプロパンガス会社を切替える契約を結んでしまった場合でも、後から怪しいと思った場合は、契約書にサインしてから8日以内であれば契約の解除ができます。

 

本人が訪問勧誘で契約書にサインしたが、後から家族に相談した結果怪しいということが分かることもよくありますが、この場合も8日以内であれば無条件で解除できます。

 

ちなみに、クーリングオフは無条件で解除ができる制度ですから、解除の際に違約金を請求されるなどのペナルティはありません。

 

なお、訪問勧誘では強引に委任状に署名捺印を求められることがありますが、委任状は契約でも契約の申込でもないので、8日以内とかの制限はなくいつでも自由に解除できます。

プロパンガス会社の切り替えによる1週間ルールについて

プロパンガスの一週間ルールについて

プロパンガス会社切り替える場合には、液化石油法施行規則の中に1週間ルールというものがあり、適用されます。

 

これは、ガス会社を切替える際、消費者が前のガス会社に解約通知を出してから1週間以内は、新しいガス会社は前のガス会社のガス設備を撤去してはならないというものです。

 

このルールがあるためにガス会社を切替える契約書にサインした直後に、新しいガス会社が前のガス会社のガス設備を撤去して契約変更を既成事実にすることは不可能です。

 

消費者はプロパンガス会社の変更契約書にサインしてから実際に変更工事が行われるまで1週間はありますから、その間に十分に契約について再考する余裕があります。待機の1週間の間にやっぱり変更はやめたいと思ったら、クリーリングオフによって無条件で解約の解除ができます。

 

ちなみに、1週間ルールは契約される側のガス会社についても規定されています。

 

これは、ガス会社の切替えにおいて切替え前のガス会社は、消費者から契約解除の申し出があった場合、1週間以内に自社のガス設備を撤去しなければならないというものです。

 

このルールによって、変更前のガス会社が自社のガス設備の撤去工事をわざと遅延させることによって、ガス会社の変更手続きを阻害することができなくなります。

訪問勧誘でプロパンガス会社を切替える場合委任状は使わない

プロパンガス料金を安くするために訪問勧誘によってガス会社を切替える場合、訪問勧誘をする者が委任状に署名捺印を求めてくることがよくあります。この委任状は、現在契約しているガス会社との契約解除の手続代行と新しいガス会社への契約申し込み手続代行に関するものです。

 

ただし、この委任状はトラブルの原因となりますので、訪問勧誘の担当者から要求されても署名捺印は断った方が無難です。

 

特に、現在契約しているガス会社のとの契約解除の手続きの委任状を出した場合、無料だと説明を受けていた解約料や違約金が請求されたりして、トラブルがよく起こります。

 

自分で現在の会社に契約解除の申込をした場合には、ガス設備の撤去費用や違約金の有無を自分で確認できますので、後からそれらを不意に請求されて困ることはありません。

 

まとめ

関東地方を中心にプロパンガスの訪問販売に関するトラブルが多発していますが、事前にトラブルの内容を把握しておくと、トラブルに巻き込まれる確率が低くなります。

 

プロパンガスを切替える際には訪問販売を利用するのではなく、インターネットのプロパンガス一括見積サイトの中から信頼できるサイトに申し込んだ方がいいでしょう。

 

訪問販売だと、営業担当者の強引な押しに負けて契約書にサインしてしまい、後からトラブルに巻き込まれて大変なことになるケースがあります。

 

一括見積サイトなら申し込む前にサイトの内容をよく確認して、安心して申し込めるサイトを選べば、契約後にトラブルに巻き込まれる可能性はありません。

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