引っ越しはガス代を安くするチャンスかも!?変更の時の注意ポイントをまとめました。
プロパンガスを利用している住宅から新しい住宅へ引っ越す場合には、プロパンガスの利用停止手続きと、新しい住宅でのプロパンガス又は都市ガスの利用開始手続きが必要となります。一連の手続きは一体どのように行うのか説明していきます。
利用停止の申し込みを行うのは、引っ越し当日の5日~1週間前まで申し込むのが一般的です。
プロパンガス利用者が引っ越す場合、まずはじめに行うことは現在ガスを供給しているガス会社に利用停止の申し込みを行います。
従来のように電話にてガス会社に連絡することも可能ですが、近年はインターネットによる利用停止の申し込みを受け付けている会社も続々増えています。
利用停止の申し込みを行うと、ガス会社から電話連絡があります。この電話は以下の事項などの確認が行われますので、申し込む前にメモなどに控えておきましょう。
この電話で決めた利用停止日の指定時間帯にガス会社の担当者が自宅にやってきて、利用停止の作業を行います。利用停止の作業は、ガスの元栓を閉め、ガスボンベやガス管・メーターなどの設備を撤去する作業となります。
オートロック式の建物の場合や、ガスメーターが屋内にある場合、利用停止と同時に現金でのガス料金の精算を希望する場合には、利用停止の作業当日に立会が必要です。それ以外の場合には、作業当日の立会は必要ありません。作業が終了し、ガス料金の精算が終われば、ガスの利用停止手続きは終了です。
引っ越し時に違約金を請求される場合があるので注意する
引っ越しの際に、この違約金を請求されると、引っ越し費用が余計に掛かりますから、注意が必要です。
プロパンガス業界では、プロパンガス設備はガス会社が無料で設置して、その料金を毎月利用者が支払うガス料金に上乗せして回収するという慣例があります。
プロパンガス設備の設置から、だいたい15年で、プロパンガス会社はガス設備の料金を回収できると言われています。
従って、ガス会社との契約から15年以内に引っ越しのために契約を解除する場合には、回収できなかったガス設備の費用を、違約金として請求される場合があります。
なお、プロパンガス会社によっては、前のガス会社に支払うべき違約金を肩代わりしてくれるところもあります。違約金を支払うのが嫌な場合には、新しく契約するガス会社をそういった会社にすればいいでしょう。
利用開始の1週間~10日間程度前までに、利用開始の申し込みを行います。
引っ越し先では、ガスの供給開始手続きが必要となります。新規のガスの利用手続きは、都市ガスのガス供給設備の設置の問題が解決済であるとすれば、基本的には、都市ガスもプロパンガスもほぼ同様の手続きとなります。
ガス会社から電話連絡が来るので、その電話で、以下の事項などをガス会社に報告します。
事前の電話連絡が済むと、利用開始希望当日にガス会社の担当者が自宅にやってきます。
利用開始作業は、開栓作業、燃焼試験、ガス機器の安全確認などとなります。利用開始作業には、契約者又はその代理人の立会が必ず必要になります。また、契約書にサインする必要があるので、印鑑の用意しておきましょう。
引越し当日や引越し後にバタバタとしないように、ガスの開始もガスの停止も一週間前ぐらいに連絡してスムーズに行いましょう。
引っ越しの際のガス使用開始手続きについて
開栓作業は、ガス会社の担当者が行うので、特に利用者の方で何もすることはありません。
引っ越し先でのガス使用開始手続きを開栓手続きとも言います。
開栓手続きとは、ガスの元栓を開く手続きですが、同時にガス機器が異常なく使えることをチェックしますので、ガス会社の担当者の立会いが必要になります。
利用開始希望日をガス会社に告げると、その日にガス会社の担当者が自宅にやってきて、契約書にサインしたり、注意点を説明したりしますが、同時にこの開栓手続きも行います。
最近は、地震や洪水の被害が頻発するようになっています。開栓作業を行ったガス会社の担当者に対して、災害時のプロパンガスの対処方法について、質問をして、いろいろ聞いておくのもいいかもしれません。
引っ越し先で新しくガスを使い始める際、ガスの元栓を開く必要がありますが、ガスの元栓にはいくつかの種類があります。つまみをひねって開閉するタイプのものもあれば、つまみをガスが出る口と並行(縦むき)にするとガスが出て、垂直(横向き)にするとガスが止まるものもあります。
ガスの利用開始手続きの際に、ガス会社の担当者が、元栓の開け方・閉め方について、詳しく教えてくれるはずですから、それをよく聞いておきましょう。基本的には、つまみをひねったり、縦向き又は横向きにするだけの作業ですので、誰でも簡単に行うことができます。
ただし、大地震が起こった時などには、元栓を締めて避難する必要がありますので、ガス会社の担当者の説明は、よく聞いておきましょう。
また、プロパンガスにはガス漏れを起こした場合に、使用者がすぐ気づけるように、玉ねぎの腐った臭いが付いています。この臭いを感じた場合には、ガス漏れが起きていますので、すぐにガスの元栓を締め、ガス会社に連絡をする必要があります。
ちなみに、プロパンガスは吸気より重いので、床の方に溜まる傾向があります。換気の際には、ドアや玄関を開けるなど、下に溜まったガスを追い出すようにする必要があります。
引っ越し先のプロパンガス料金が、前の会社に比較して異常に高いという場合は調べてみることが大事です。
自分でプロパンガス会社を選んだ場合には、そういったことは少ないと思いますが、賃貸住宅の大家さんにガス会社を勧められたような場合、このような事態が起こり得ます。
賃貸住宅の大家さんは、ガス会社に賃貸住宅のガス設備を無料で工事してもらう代わりに、賃貸住宅の入居者に、そのガス会社を紹介するということをよくやります。
入居者がガス料金に無関心な場合には、本来は大家が負担すべきガス設備の費用を上乗せした、高いガス料金を支払わされる羽目になります。ガスの請求書を見ても、他のガス会社の料金と比較しない限り、こんなもんかといって、不当に高いガス料金を支払い続けることになります。
新しい住宅でのガス料金が異常に高いと感じた場合には、以下のサイトで、ガス料金の平均的な相場を確認するといいでしょう。
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自分がプロパンガスの契約者である場合、一括見積サイトを使ってより安い料金でプロパンガスを提供する会社に契約先を変更すれば、ガス料金は簡単に安くできます。
ただし、契約直後にガス会社を変えると面倒くさいので、できれば、新しい契約先を選ぶ際に、上記のサイトを使って、料金が適正な会社を選ぶといいでしょう。
一方で、新しい住宅が借家であり、大家さんがガス契約の当事者である場合には、ガス会社を変更することは容易ではありませんが、資料を揃えてトライしてみる価値はあります。
自分で事業者を選択できる場合はこういった料金比較サイトを利用してガス代を安くしましょう。
日頃からプロパンガス料金が高いと感じていて、ガス会社を変えると料金を安くできることが分かっていても、いざ切り替えるとなると二の足を踏むという方もいるでしょう。
引越しの時はプロパンガス会社を変更するのが原則ですから、引越し先で安い料金でプロパンガス料金を供給してくれる会社を選べば、その後は安い料金でガスを利用できます。
その際、今まで契約していたガス会社を変更する際に気まずい思いをすることはありませんから、堂々と手続きができます。
インターネット上ではプロパンガス会社を切替えてガス料金を引き下げることを支援するサイトが多数あります。そういった支援サイトでは、引っ越した際に契約する新しいガス会社で適正な料金でガスを供給する事業者の紹介も行っています。
賃貸住宅などでやむを得ず大家の紹介したガス会社と契約せざるを得ない場合は別ですが、自分で事業者を選択できる場合はこういった支援サイトを利用してみるのもいいでしょう。
関連記事⇒集合住宅【アパート・マンション】のプロパンガス料金は一戸建てより高い
新築住宅に引っ越す場合には、不動産業者からプロパンガス会社の紹介があることも多いですが、基本的には自分で新しいプロパンガス会社を探します。
中古住宅を購入して引っ越す場合にも、消費者が自分で自由にプロパンガス会社を選択できます。しかし、前の居住者が契約していたガス会社をそのまま引き継いで契約してしまうケースも非常に多く、その場合は90%以上の確率で新しいガス会社も料金の高いガス会社です。
新築住宅に引っ越す場合でも中古住宅に引っ越す場合でも、自分で安い料金で安全に安定的にガスを供給できる優良なプロパンガス会社を見つけることは容易ではありません。
プロパンガス切り替え支援サイトを使えば、簡単にしかも無料でそういった優良なガス会社の紹介を受けることができます。
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