プロパンガスでガスヒーターを使った時のガス代は高い?

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プロパンガスでガスヒーターを使用すると高くつく?

ガスヒーター

 

ガス太郎
 

木造6畳間でプロパンガスヒーターを使うと1か月あたり約6,420円のガス代がかかります。

 

同じ条件でエアコンを使った場合の電気代は約2,851円なので、プロパンガスヒーターを使った場合のガス代は高いと言えます。

 

プロパンガスヒーターのガス代は1か月当たり約6,420円

都市ガス(東京ガス)の場合、木造6畳間でガスファンヒーターを1時間使った場合の料金は約13円、1日使った場合は約107円、1か月使った場合は約3,210円となります。

 

(詳細はこちら⇒https://enechange.jp/articles/cost-gas-fan-heater

 

プロパンガスの料金は、都市ガスの約1.5倍~2.5倍程度と言われておりますから、これを2倍と仮定して計算してみましょう。

 

同じ条件でプロパンガスのガスファンヒーターを使用した場合の料金は、1時間で約26円、1日で約214円、1か月で約6,420円となります。

 

4人家族のプロパンガスの1か月あたりの平均的なガス料金は約12,350円ですから、プロパンガスファンヒーターを1か月使った場合のガス料金はその半分程を占めることになります。このことから、ガスファンヒーターの料金は非常に高いということが言えます。

エアコンや石油を使った場合の料金について

部屋を暖める方法としては、ガスファンヒーターの他にも、エアコンや石油ストーブなどもあります。木造6畳間でエアコンを使った場合の1か月あたりの電気料金は約2,851円となります。

 

一方、木造6畳間で石油ストーブを使った場合の灯油代は、配達価格を18㍑当たり2,050円とすれば、1時間使用すれば約29円、1日8時間、1か月30日として1か月当たりの灯油代金を計算すると約6,960円となります。
(詳細はこちら⇒https://jouhou123.net/archives/399

 

また、同じく灯油を使った暖房器具の石油ファンヒーターの場合ですが、こちらは電気料金も関係してきます。

 

石油ファンヒーターの燃焼時の電力が50wでは、1kw当たりの電気料金が20円の場合1時間にかかる電気料金は0.05kw×20円=1円、灯油代は1時間で大体0.3Lを使用するとして、配達価格2050円÷18L×0.3L=約34円。

 

1日8時間、1か月30日では電気料金240円、灯油代約8160円と非常に高くなります。

 

1ヵ月のエアコン・石油ストーブ・石油ファンヒーターの燃料費比較

暖房器具 電気料金 灯油代 合計
エアコン 約2,851円 0円 約2,851円
石油ストーブ 0円 約6,960円 約6,960円
石油ファンヒーター 240円 約8,160円 約8,400円

 

木造6畳間で1か月当たりの燃料費をプロパンガスヒーターと比較した場合、エアコンの場合は半分位程度となるのに対して、石油のストーブの場合には同じ水準に、石油ファンヒーターでは割高となります。

 

石油ファンヒーターの場合、灯油の使用量は機器の性能、特に燃料消費量の最大値・最小値によって使用量は変わってきますが、それでも石油ストーブと比較すると灯油の消費量は多くなります。

 

プロパンガスヒーターのメリットについて

 

プロパンガスヒーターのメリットとしては、まず、速効性が上げられます。スイッチを入れたら、約5秒後に温風が噴出してきます。このスピードは、石油ストーブやエアコンには出せません。

 

次に、石油ストーブのように、石油タンクが空になるたびに、給油作業を行う必要がありません。真冬の寒い時期など、暖かい部屋から寒い廊下に出て、石油タンクに石油を入れる作業は、非常に骨が折れます。

 

間違って石油をこぼしてしまうこともあります。手についた石油の臭いがなかなか取れなくて、嫌な気持ちになったことは誰しも経験があるでしょう。

 

ガスファンヒーターの場合には、そういった作業が不要ですから、非常に快適です。

 

ヒーターのパワーについても、ガスファンヒーターの方がエアコンや石油ストーブよりも大きいので、部屋の温まりが早くなります。

 

石油ファンヒーターも、ガスファンヒーターと同様に、パワーがあって速効性があるのですが、石油ファンヒーターは、とにかく、石油を使います。

ガスファンヒーターのガス代節約術とは?

ガスファンヒーターはガス代が高いと言われておりますが、その水準は、石油ストーブとほぼ同じであり、他の暖房器具と比較して、極端に高いというわけではありません。

 

しかも、様々な節約方法があるので、それらを上手に使えば、ガス代を大きく減らすことも可能です。

 

以下では、高いと言われるガスファンヒーターのガス代を節約する方法について、解説します。

 

ガスファンヒーターのガス代を下げる3つの方法について

 

方法①ストーブのエコ機能やタイマーを活用する

 

ガスファンヒーターのガス代を下げる方法の1つは、ガスファンヒーターについているエコ機能やタイマーを積極的に使うことです。

 

ガスファンヒーターには、ほとんどの機種で、設定温度で自動的に出力が調整されるエコ機能が搭載されています。これをきちんと使えば、ガス代は約20%節約できると言われています。

 

また、タイマー機能などを使って、家を出る30分前には、電源を切るようにセットするなどすれば、更にガス代を節約することが可能です。

 

方法②窓ガラスに断熱シートを張る

 

窓はガラス板一枚で外に接しているため、熱の多くは、窓から出てゆきます。該当期間だけ、窓に断熱シートを張るなどすれば、熱効率がUPし、ガス代の節約につながります。

 

窓に断熱シートを張ることは、誰もができる簡単なことなので、ガス代節約のために、是非トライしたいものです。

 

方法③エアコンと併用する

 

部屋にエアコンとガスファンヒーターの2種類の暖房器具がある方であれば、2つを組み合わせることによって、ガス代を減らすことができます。

 

エアコンは、温まるまで時間がかかるけれども、温度調整が得意で、コストが安いという特徴があります。ガスファンヒーターの方は、コストは高いが、パワーがあり、短時間で室温を急に上昇させることができます。

 

そこで、初めはガスファンヒーターで部屋を暖め、温まったら、ガスファンヒーターを止め、エアコンに切り替えれば、部屋を上手に温めながら、ガス代を節約できます。