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プロパンガスから都市ガスに切り替えると?

ガス

 

 

都市ガスやオール電化が増え、プロパンガスを選ぶ方が減ってきているのは事実です。都市ガスはプロパンガスに比較して、ガス料金が大幅に安いのでおすすめします。


 

プロパンガスから都市ガスに切り替える場合には、どのような点に注意しなくてはならないのでしょうか。以下で解説します。

 

プロパンガスから都市ガスへ切り替えるメリット

プロパンガスから都市ガスに切り替えるメリットガス料金が毎月5,000円以上安くなります

 

エネピ

こちらは3人暮らしの場合の料金比較例です。(※エネピ公式サイトより引用

 

ガスを初めて使う場合には、初期費用がかかり、プロパンガスの場合には15万円程度、都市ガスの場合には、公道から住宅までの距離に応じてや10万円~20万円といわれています。

 

初期費用を考慮しない場合、毎月のガス料金は、使用するガスの発熱量を同等とした場合、都市ガスの方がプロパンガスよりもだいぶ安くなります。4人家族の全国平均で、都市ガスの方がプロパンガスよりも1月当たり5,350円も安くなります。

 

(詳細はこちら⇒プロパンガス4人家族の平均料金はどのくらい?

 

プロパンガス会社との契約解除に際して違約金が発生しないとし、都市ガスの初期費用が20万円とした場合、20万円/5,350円=約37.38なので、都市ガスに切り替えて3年2か月目から、初期費用も含めたトータルでのガス料金でも都市ガスの方が安くなります。

 

 

よって、ある程度の長期間にわたりガスを使用する場合には、プロパンガスから都市ガスに切り替えた方がガス料金がより安くなります。


 

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プロパンガスを都市ガスに切り替えるデメリット

プロパンガスから都市ガスに切り替えるデメリット災害時の復旧はプロパンのほうが早い

 

プロパンガスは、ボンベを設置して、簡単なガス周辺機器を設置するだけで供給が可能なので、災害時に、比較的早く復旧します。一方、都市ガスは、大きな地震で都市ガスの本管が破壊されたような場合には、災害復旧までに数カ月の時間を要したりします。

 

プロパンガスは災害に強いので、プロパンガスから都市ガスに切り替えると、防災の観点から、多少、リスクが大きくなります。

 

ただし、この問題については、個人でプロパンガスボンベや周辺機材を購入できますので、心配な場合は、個人でボンベを購入しておけば、解決します。

 

プロパンガスから都市ガスに切り替えるデメリット引っ越しの際に周辺機器の買い替えが必要

 

プロパンガスの成分は、全国どこのガス会社でも共通なので、引っ越し前と引っ越し先の住宅で、双方でプロパンガスを使用する場合、ガス器具は共通です。

 

一方、都市ガスの場合には、全国で7つのグループがあり、そのグループごとに、都市ガスの成分が微妙に異なります。都市ガス供給地域間で引っ越しをする場合、引っ越し前と引っ越し先の都市ガスのグループが異なる場合、ガス器具の買い替えが必要になります。これもデメリットになります。

 

最後に、後述しますが、都市ガスの方が、プロパンガスより、供給開始時点での初期費用が割高になります。

切り替え時の注意点①違約金や撤去費用の確認をする

 

プロパンガス会社によっては、ガスボンベやメーターなどの撤去費用(15,000円~20,000円程度)を請求してくることもあるので、違約金や撤去費用について、プロパンガス会社に事前に確認しておく必要があります。


 

プロパンガスを都市ガスに切り替える場合には、まず、現在契約しているプロパンガス会社に解約の申し入れを行います。

 

その際、ガス供給設備の無償貸与を受けており、その無償貸与の条件となっている使用継続期間の終期が来る前に解約する場合には、未償却分の初期費用を解約違約金として請求される場合があります。

 

プロパンガスから都市ガスに変更する費用
  • 築15年以上の住宅では都市ガス供給設備の設置費用(10万円~20万円)
  • 築15年未満の住宅では都市ガス供給設備設置費用+解約違約金(最大15万円,合計25万円~35万円)

この他、ガスガスコンロ等ガス供給設備の買い替え費用も必要です。

 

築15年「以上」で切り替える場合の費用

 

プロパンガス契約の多くは、ガスプロパンガスを使い始めてから15年未満で契約を解約すると、未償却のガス供給設備費用を違約金として請求されます。ということは、ガスを使い始めてから15年以上経過してからガス契約を解約する場合には、違約金がかからないということになります。

 

築15年以上の住宅で切り替える場合は10万円~20円程度

 

新築住宅に入居の際に新しくプロパンガスを引いて、15年以上経過してからプロパンガスから都市ガスに切り替える場合には、原則として、プロパンガス会社から違約金を請求されることはありません。しかし、都市ガスを供給するために、都市ガスのガス管やメーターなどを設置する必要があります。

 

都市ガスの供給設備の設置費用は、都市ガスの本管から住宅までの距離に応じて15万円~30万円程度と言われております。この費用は、都市ガス契約の締結と同時に請求されますので、都市ガスに切り替える際には、10万円~20万円程度のお金を用意しておく必要があります。

 

(詳細はこちら⇒https://www.propane-npo.com/useful/switch-to-toshigas.html

 

築15年「未満」で切り替える場合の費用

 

築15年未満の住宅でプロパンガスから都市ガスに変更する場合には、プロパンガスの会社から未償却のガス供給設備費用を違約金として請求されることが多くなります。

 

築15年未満の住宅では最大15万円の解約違約金が発生

 

この違約金の金額は、毎年の均等償却を前提とすると、ガス供給設備の設置費用から、ガス供給設備の設置費用を耐用年数(15年が多い)で割った価額に経過年数を乗じた価額を差し引いた金額となります。

 

例えば、初期費用を15万円、耐用年数を15年とし、新築から5年でプロパンガスから都市ガスに変更するとした場合には、15万円-15万円/15年×5年=10万円が初期費用の未償却分となるので、違約金として10万円が請求されます。

 

これに加えて、都市ガスのガス供給設備の設置費用として15万円~30万円がかかります。よって、築15年未満の住宅でプロパンガスから都市ガスに変更する場合には、築15年以上の住宅で変更を行うよりも、最大で+15万円程度の費用が多くかかります。

切り替え時の注意点②工事費用等の初期費用をチェック

 

契約で必要な費用プラス、ガスガスコンロや給湯器を買い替える費用も用意しておく必要があります。


 

プロパンガス会社との解約手続きが終了したら、都市ガス会社と新規に契約を結びます。都市ガスの場合、ガスの本管から住宅までのガス管を引く工事費用などの初期費用は、契約と同時に消費者に請求することになっていますのから、契約に際して、10万円~20万円程度のお金を用意しておく必要があります。

 

この他、プロパンガス用のガスガスコンロや給湯器は都市ガスでは使えませんから、ガスガスコンロや給湯器の買い替える必要があり、その費用も用意しておく必要があります。

 

ガスガスコンロや給湯器の購入も必要

 

初期費用や違約金の他にも、プロパンガスから都市ガスに変更すると、ガスガスコンロや給湯器などを都市ガス用に変更しなくてはなりませんから、それらの器具の購入費用が必要になります。

 

プロパンガス同士であれば、ガス会社を変更してもガスガスコンロなどをそのまま使い続けることができます。しかしプロパンガスと都市ガスの機器には互換性がないため、変更した場合には、ガスガスコンロなどを必ず買い替えなくてはなりません。

 

都市ガス会社になかには、新規契約の際に3千円程度の事務手数料を徴収する会社もあるようですから、契約する都市ガス会社によっては、ガス供給設備設置費用の他に、契約事務手数料の支払いが必要になることもあります。

 

(詳細はこちら⇒http://gas.power-hikaku.info/know/kojihiyo.php

切り替え時の注意点③都市ガス供給可能地域か?

 

プロパンガスから都市ガスへの変更を考える場合に、まず一番先に行うことは、住宅の所在場所が、都市ガスの供給可能地域に属しているかどうかという点です。


 

都市ガスが供給可能な地域は、三大都市圏や全国主要都市の一部に限定されています。従って、プロパンガスから都市ガスに切り替えると言っても、全国どこでも可能というわけではありません。この切り替えができるのは、住宅が都市ガスの供給可能地域に所在している必要があります。

 

もし、住宅所在地が都市ガスの供給可能地域に属していないとすれば、都市ガスに切り替えることは絶対不可能なので、注意が必要です。なお、都市ガスの供給可能地域は、都市ガス会社などのホームページから確認することができます。

都市ガスに切り替えるために数十万円の工事費が発生することもある

 

自宅から配管を引ける位置まで本管を延長した場合には、数十万円程度の工事分担金の支払いが必要になり、工事費が高額になることがあります。


 

自宅の目の前に都市ガスの本管がある場合には、その本管から自宅まで配管を引くだけですから、15万円~30万円程度の費用で都市ガスを使えるようになります。ただし、本管の延長が必要になる場合には、それに加えて、本管延長の費用の負担が求められます。

 

個人の住宅への配管工事とは異なり、本管の延長工事には、多額のお金がかかります。基本的には、その半分はガス会社が負担しますが、残り半分は、ガスの利用者(数十人程度)が負担します。

 

本管の工事費の利用者負担分は、1人で負担するわけではありません。本管延長で都市ガスを使えるようになった数十人が分担して負担しますが、元の金額が大きいので、1人で数十万円程度の金額になります。

 

ガス会社によってはローンを組んでくれるところもありますが、負担金額には変わりありません。プロパンガスから都市ガスに乗り換える場合には、状況によっては、上記のような費用がかかるケースがあるので、注意する必要があります。

都市ガスよりも別のプロパンガス会社がお得な場合もある

ガス

 

 

切替費用等の状態によっては、適正料金でガスを供給してくれるプロパンガス会社への切り替えの方がよりお得な場合もあります!


 

東京都(都市ガス供給可能地域)にお住いのMKさんは、普通のプロパンガス会社と契約していて毎月10㎥のプロパンガスを使用しているとします。

 

石油情報センターが公開しているデータによると2018年6月の東京都のプロパンガスの基本料金の平均が1,699円、従量料金の平均が1㎥当たり約511円となっています。

 

これを基に計算するとMKさんの1か月あたりのガス料金は1,699円+@511円×10㎥=6,809円です。

 

一方、東京ガスが公開しているデータ(2018年8月分)では、東京都の都市ガスの基本料金は1,036円、従量単価が128円です。

 

エネピ

(※エネピ公式サイトより引用

 

プロパンガスの火力は都市ガスの約2.23倍なので、プロパンガス10㎥は都市ガス22.3㎥に相当します。従って、MKさんが都市ガスに乗り換えた場合の都市ガス料金は1,036円+@128円×22.3㎥=3,890円です。

 

このケースでは、MKさんが普通のプロパンガス会社から都市ガス会社に乗り換えた場合には、1か月当たり6,809円-3,890円=2,919円ガス料金を節約できます。

 

更に、MKさんは普通のプロパンガス会社とガス契約を結んでいましたが、ここでもしMKさんが適正料金でガスを供給する会社に乗り換えたとします。

 

(一社)プロパンガス料金消費者協会が公表する関東地区のプロパンガス適正価格の基本料金は1,500円、従量単価が280円です。これを前提にMKさんのプロパンガス料金の適正価格を計算すると1,500円+@280円×10㎥=4,300円です。

 

基本料金 単価×使用量 合計
プロパンガス(平均) 1,699円円 511円×10㎥=5,110円 6,809円
プロパンガス(適正価格) 1,500円 280円×10㎥=2,800円 4,300円
都市ガス 1,036円 128円×22.3㎥=約2,854円 約3,890円

 

MKさんの切り替え前のガス料金が月当たり6,809円で、プロパンガス会社を適正価格の会社に切替えた場合のガス料金は月当たり4,300円ですから、2,509円ガス料金が下がります。

 

MKさんが都市ガスに切り替えた場合には、月当たりの節約できる金額は2,919円。普通のプロパンガス会社から、適正料金でガスを提供するプロパンガス会社に切り替えた場合と都市ガスに切り替えた場合の差はたった410円しかありません。

 

さて、プロパンガスから都市ガスに切り替えた場合には15万円~30万円の切り替え工事費用が発生します。一方、プロパンガス会社同士で切り替えた場合の切り替え費用は、解約違約金がないことを前提として無料~2万円程度です。

 

プロパンガスから都市ガスに切り替えても、普通のプロパンガス会社から適正料金のプロパンガス会社に切り替えた場合と比較して月当たり410円多く節約できるだけです。

 

都市ガスへの切替費用(15万円~30万円)とプロパンガス会社間での切替費用(0円~2万円)の相違を検討すると、プロパンガス会社同士の切り替えの方が良い場合もあります。

 

都市ガス供給地域にお住まいでLPガスを使っている方がガス料金の節約を考える場合、都市ガスへの切り替えの他、LP会社の切り替えも検討したほうがいいでしょう。

 

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プロパンガスの契約トラブルで実際に多いのが、こういった「契約した時は安かったけれど、半年で急激な値上げをされる」という問題です。(国民生活センターの記事はこちら⇒

 

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