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農協のプロパンガスの料金は高いの?特徴とは?

私の住んでいる地域では、農協のガソリンスタンドのガソリン料金は、他の会社のガソリンスタンドのそれよりも、少々高めです。

 

では、農協が提供するプロパンガスの場合、その料金は他の会社と比較して、どうなのでしょうか。

 

JAのプロパンガスの特徴について

JAと言えば、農業のイメージが強いですが、石油事業やガス料金プランの提供など、いろいろな分野で活動を行っています。

 

JAのガスサービスは「クミアイプロパン」と呼ばれ、全国に安定してガスを供給しています。現在、JAのガス利用者は、オール電化の普及や世帯数の減少によって、全体的には減少傾向にあります。

 

それでも、「クミアイプロパン」は平成27年では国内で約763万トンの供給が行われており、これは国内シェアの約5%を占める普及率となっています。

 

数あるプロパンガス会社の中にあっても、これぐらいの供給量を持つものは少なく、「クミアイプロパン」は間違いなく、日本国内で大手のプロパンガス会社となっています。

「JAなら」のプロパンガス料金とプロパンガス適正料金の比較

「JAなら」がホームページで公開しているプロパンガスの料金表から、「JAなら」のプロパンガスの料金を表示すると、以下のようになります。

 

月額基本料金 1,700円
従量単価 0.1㎥当たり
0.1㎥から5㎥まで 0.1㎥当たり49.0円
5.1㎥から15㎥まで 0.1㎥当たり44.5円
15.1㎥から30㎥まで 0.1㎥当たり42.0円
30.1㎥から50㎥まで 0.1㎥当たり39.5円
50.1㎥以上 0.1㎥当たり35.0円

 

4人世帯の1か月あたりのプロパンガス使用量の平均値は約11.3㎥と言われています。

 

「JAなら」からプロパンガスの提供を受けて、1月に11.3㎥を使用した場合、その料金は、1,700円+(5㎥×490円+6.3㎥×445円)=約6,953円となります。

 

一方、一般社団法人プロパンガス料金消費者協会が公開している、奈良県のプロパンガスの適正(標準)価格は、基本料金が1,600円、従量単価が380円/㎥となっています。

 

この料金体系で、4人世帯の1か月当たりのガス料金を計算してみますと、1,600円+(11.3㎥×380円)=約5,894円となります。

 

両者を比較した場合、「JAなら」のガス料金の方が、プロパンガス料金消費者協会が設定する標準ガス料金より、約1,060円ほど高くなります。

JAのプロパンガスを利用する際には、JAカードの利用が便利

JAのプロパンガスを利用する際には、「JAカード」の利用が便利です。

 

JAでは、ガソリンなどの供給も行っていますが、JAカードを使ってガス料金を支払った場合に、それで貯めたポイントで、ガソリン価格を安くしたりすることができます。公共料金などの支払いをJAカードで行った場合にもポイントがたまりますが、そのポイントを、別のサービスで使うこともできます。

 

その他、JAの直売所の買い物が割引になったり、全国の農協観光協定の優待施設(ホテル・旅館・土産店など)でJAカードを提示すれば、割引等の特典を受けることができますし。

 

もちろん、クレジットカードとしても活用できます。

JAのプロパンガスは信頼できるか

JAは全国規模の団体なので、JAの供給するプロパンガスが、安全面で問題があるとかということは全くありません。

 

JAは、日本全国で知らない人がいないほど、広く認知された団体で、信用もあります。その意味では、JAのプロパンガスは、安心して利用できるということができます。ただし、料金的には、ブランド価値がある分、少々高めになる傾向があります。

 

少し難をいえば、ガス会社の中には電力事業も手掛けていて、電力とガスをセットで同じ会社から購入すれば料金を割引く、というサービスを展開しているところがあります。

 

ところがJAは、2018年に10月に全農エネルギー株式会社を分社化、地域販売子会社を5社設立をしましたが、電力供給は「メリットのある電力の供給を目指します」となっているだけで、セット割のようなサービスを展開できていません。

 

時代の最先端を行くプロパンガスサービスに関しては、JAより、フットワークの軽い民間企業の方が適している傾向があります。最新のプロパンガスサービスを期待するのであれば、JAではなく、民間のガス会社の方がいいでしょう。

JAユーザーでなければJAプロパンガスを使うメリットは少ない

全国に展開するJAは、地域密着型でJAの職員と顧客が顔見知りであるという大きな特徴があります。

 

JAは農産物の販売だけでなく、金融、保険、ガソリン販売、葬祭など日本の地方の農村においては一大総合商社のような存在となっています。

 

例えば、農家の方が住宅を新築した場合、住宅ローンもJA、火災保険もJA、プロパンガスもJAなどというように、なんでもかんでもJAと契約するケースがあります。

 

こうなると、JAのプロパンガス料金が他のガス会社より多少高かったとしても他のJAのサービスと一体として契約することで、トータルでは割安になることがあります。

 

この他、利用者の家族がJAの職員であったりしてその関係でJAのプロパンガスと契約する場合、多少JAのプロパンガス料金が高いことは全く問題になりません。

 

JAのプロパンガスにはこういった特徴がありますので、他のガス会社とは多少分けて考えなければなりません。JAの事業はJAの利用者(主に農業関係者)の囲い込みを目的として行われているものが多くなります。

 

ということはJAの組合員であればJAプロパンを利用するメリットがあるかもしれませんが、全くJAを使わない人であればJAのプロパンガスを使うメリットはあまりありません。

 

他のJAサービスと一体として使うのであればJAプロパンもメリットがあるかもしれませんが、単体でJAプロパンを使うのであればそのメリットは薄くなります。

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