私の住んでいる地域の農協「JAなら」のプロパンガスの料金を調べてみました。メリットがある人とない人がいることが分かりました。
農協が提供するプロパンガスの場合、その料金は他の会社と比較して、どうなのでしょうか。
「JAなら」のガス料金とプロパンガス料金消費者協会が設定する標準ガス料金とで比較してみました。
「JAなら」で4人世帯の1か月当たりのガス料金を計算すると、プロパンガス料金消費者協会が設定する標準ガス料金より約1,060円ほど高いようです。
「JAなら」がホームページで公開しているプロパンガスの料金表から、「JAなら」のプロパンガスの料金を表示すると、以下のようになります。
月額基本料金 1,700円
従量単価 | 0.1㎥当たり |
---|---|
0.1㎥から5㎥まで | 0.1㎥当たり49.0円 |
5.1㎥から15㎥まで | 0.1㎥当たり44.5円 |
15.1㎥から30㎥まで | 0.1㎥当たり42.0円 |
30.1㎥から50㎥まで | 0.1㎥当たり39.5円 |
50.1㎥以上 | 0.1㎥当たり35.0円 |
4人世帯の1か月あたりのプロパンガス使用量の平均値は約11.3㎥と言われています。
「JAなら」からプロパンガスの提供を受けて、1月に11.3㎥を使用した場合、その料金は、1,700円+(5㎥×490円+6.3㎥×445円)=約6,953円となります。
一方、一般社団法人プロパンガス料金消費者協会が公開している、奈良県のプロパンガスの適正(標準)価格は、基本料金が1,600円、従量単価が380円/㎥となっています。
この料金体系で、4人世帯の1か月当たりのガス料金を計算してみますと、1,600円+(11.3㎥×380円)=約5,894円となります。
両者を比較した場合、「JAなら」のガス料金の方が、プロパンガス料金消費者協会が設定する標準ガス料金より、約1,060円ほど高くなります。
クミアイプロパンはメリットは、他のJAサービスと一体として使うのであればJAプロパンもメリットがあるけれど、単体でJAプロパンを使うのであればそのメリットは薄いという結論になりました。
全国に展開するJAは、地域密着型でJAの職員と顧客が顔見知りであるという大きな特徴です。JAは農産物の販売だけでなく、金融、保険、ガソリン販売、葬祭など日本の地方の農村においては一大総合商社のような存在となっています。
クミアイプロパンのメリットがある方
このように、JAのサービスを利用した入る方は、多少JAのプロパンガス料金が高いことは全く問題になりません。JAの事業はJAの利用者(主に農業関係者)の囲い込みを目的として行われているものが多いためです。
クミアイプロパンのメリットがない方
ということはJAの組合員であればJAプロパンを利用するメリットがあるかもしれませんが、全くJAを使わない人であればJAのプロパンガスを使うメリットはあまりありません。
他のJAサービスと一体として使うのであればJAプロパンもメリットがあるかもしれませんが、単体でJAプロパンを使うのであればそのメリットは薄くなります。
自分にピッタリのプロパンガス会社の探し方
プロパンガス会社は全国に2万件以上もありますが、ご自宅から20km以内あるいは30分圏内に拠点がある会社でないと契約ができないと法律で義務付けられています。
このような限られた条件下で安くて、しかも良心的なLPガス業者を見つけるには、現時点では料金比較サイトを使うのがベストです。
プロパンガス会社を切替えるとガス料金を大幅に引き下げることができるのは、今契約しているガス会社が本来の水準よりも高い料金に設定しているからです。
中身は同じでも、料金が高いガス会社のプロパンガスを利用してしまうと、月々で数千円損をしてしまっているということになります。
プロパンガス価格比較サイトを利用する3つのメリット
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JAのプロパンガスを利用する際には、「JAカード」の利用が便利です。
JAでは、ガソリンなどの供給も行っていますが、JAカードを使ってガス料金を支払った場合に、それで貯めたポイントで、ガソリン価格を安くしたりすることができます。公共料金などの支払いをJAカードで行った場合にもポイントがたまりますが、そのポイントを、別のサービスで使うこともできます。
その他、JAの直売所の買い物が割引になったり、全国の農協観光協定の優待施設(ホテル・旅館・土産店など)でJAカードを提示すれば、割引等の特典を受けることができますし。
もちろん、クレジットカードとしても活用できます。
クミアイプロパンは国内シェアの約5%を占める普及率!
JAと言えば、農業のイメージが強いですが、石油事業やガス料金プランの提供など、いろいろな分野で活動を行っています。
JAのガスサービスは「クミアイプロパン」と呼ばれ、全国に安定してガスを供給しています。現在、JAのガス利用者は、オール電化の普及や世帯数の減少によって、全体的には減少傾向にあります。
それでも、「クミアイプロパン」は平成27年では国内で約763万トンの供給が行われており、これは国内シェアの約5%を占める普及率となっています。
数あるプロパンガス会社の中にあっても、これぐらいの供給量を持つものは少なく、「クミアイプロパン」は間違いなく、日本国内で大手のプロパンガス会社となっています。
もしも、お住まいの地域で都市ガスに変更が可能であれば、プロパンガスよりも確実に安くなるのでおすすめです。東京都在住の4人家族を想定した場合、都市ガスの方がプロパンガスよりも毎月約6,400円安くなります。
JAは全国規模の団体なので、JAの供給するプロパンガスが、安全面で問題があるとかということは全くありません。
JAは、日本全国で知らない人がいないほど、広く認知された団体で、信用もあります。その意味では、JAのプロパンガスは、安心して利用できるということができます。ただし、料金的には、ブランド価値がある分、少々高めになる傾向があります。
少し難をいえば、ガス会社の中には電力事業も手掛けていて、電力とガスをセットで同じ会社から購入すれば料金を割引く、というサービスを展開しているところがあります。
ところがJAは、2018年に10月に全農エネルギー株式会社を分社化、地域販売子会社を5社設立をしましたが、電力供給は「メリットのある電力の供給を目指します」となっているだけで、セット割のようなサービスを展開できていません。
時代の最先端を行くプロパンガスサービスに関しては、JAより、フットワークの軽い民間企業の方が適している傾向があります。最新のプロパンガスサービスを期待するのであれば、JAではなく、民間のガス会社の方がいいでしょう。
管理人がおすすめするenepi(エネピ)はプロパンガス料金シミュレーションがあるので、「家のガス代が高いのか安いのか分からない」という方は気軽に調べることができます。
その結果を見たうえで、「今のガス代が高いので別の会社を紹介してほしい」という方は、そのまま依頼することもできます。もちろん、現在利用しているプロパンガス会社のサービスに問題があるから、別の会社にしたいという方も、支払い方法をカード払いにしたいというご相談も可能です。
また、自分が住んでいる地域や、これから引っ越す地域のプロパンガス料金を調べることもできます。
価格.Comと提携で豊富な実績あり。
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